2021-03

民法

氏について~生存配偶者が複氏をした場合の子供の氏はどうなるのか

ドラマでこんな話をやっていた。兄がDVの父を殺害し、さらに刑事まで殺害。死刑囚となった。妹が苗字を変えるために養子に出される。確かに苗字を変えたくなるのが人情だが、養子にでる必要があるのか?そこで氏について再確認せねばなるまい(完全に忘却の...
民訴

共同訴訟

共同訴訟の要件について条文を読んでもよく分からない(笑)なぜ分からなかったかと言えば、多分訴えの客観的併合と何がどう違うのかよく把握していないから混乱していたのだと思う。要するに38条の規定する共同訴訟の要件は、主観的併合(当事者が複数)の...
刑法

共犯の錯誤 

罪名と科刑素朴な疑問↓共犯の過剰甲乙間で2万円の窃取について意思連絡をしたが、実行者甲が2万円を強取した場合、実行行為をしていない乙に窃盗罪の共謀共同正犯が成立するのでしょうか?こういうのって基本書とかでもサラっと流されてるんですよね。結論...
刑法

罪数

法条競合と観念的競合法条競合罪名が複数のうちのいずれか一個のみ 択一的と言っていい1個の構成要件該当事実、1個の法益侵害が惹起 一罪成立・特別関係・吸収関係・補充関係観念的競合1個の行為が二個以上の罪名に触れる→ 二罪が成立するが科刑上一罪...
時効

不動産賃借権 時効取得 貸主は誰か

上記のような事案であれば貸主自体に変動はないため問題はない。しかし、土地が二重譲渡された場合などで所有権がなくなった貸主に対して賃借権を時効取得したとされた場合などは一体誰に対しての賃借権となるのであろうか。時効取得に関する背信的悪意者排除...
民訴

欠席裁判 取り下げ 陳述擬制 擬制自白

陳述擬制について原告が出席しない158条 原告又は被告が最初にすべき口頭弁論の期日に出頭せず、又は出頭したが本案の弁論をしないときは、裁判所は、その者が提出した訴状又は答弁書その他の準備書面に記載した事項を陳述したものとみなし、出頭した相手...
刑法

横領と背任

横領と背任の違い 区別のやり方横領が成立すると背任は成立しない 任務違背は重なりあうのでこれは分水嶺にはならない横領には不法領得の意思が必要である 背任には必要がないこの点名義云々で区別するのが一般的なようだが分かりにくいことこの上ない本人...
民法

無権代理 代理人関連の改正

改正マップ99(代理行為の要件及び効果)100(本人のためにすることを示さない意思表示)改101(代理行為の瑕か疵し)①代理人→相手方②相手方→代理人改102(代理人の行為能力) 制限行為能力者が他の制限行為能力者の代理人の場合取消せる追加...
行政法

取消訴訟の原告適格 当事者適格

民訴訴 え の 利 益当事者適格 ⇒ 主観的要件 誰が誰に対して訴えの利益(狭義) ⇒ 客観的要件 本案判決を受ける正当な利益ないし必要性の有無 具体的な紛争の解決に本案判決が必要かどうか 処分が取り消されたら法律上の利益が回復可能かどうか...