2021-12

刑事訴訟法

伝聞証拠

伝聞証拠とは320 伝聞証拠の証拠能力を原則として否定。「伝聞証拠とは要証事実を直接に知覚した者の供述(原供述)を内容とする供述証拠で、その原供述の内容をなす事実の証明の用に供される証拠」条解刑事訴訟法P837「伝聞証拠となるかどうかは、要...
刑事訴訟法

司法試験の採点実感等(刑事訴訟法)をまとめて振り返って勉強する

平成20年新司法試験の採点実感等に関する意見(刑事訴訟法)自己の体験した事実や被告人との会話内容が記載されたノートにつき,要証事実との関係での証拠能力を問うことにより,要証事実の分析を前提として,適用可能性のある伝聞例外規定に係る要件等の法...
民訴

弁論主義 テーゼ

弁論主義の原則を本当に理解しているか?答案の書き方【民事訴訟法その8】第1テーゼ「裁判所は,当事者のいずれもが主張しない事実を,裁判の基礎にしてはならない。」第2テーゼ「裁判所は,当事者間で争いのない事実に反する事実を裁判で採用してはならな...
採点実感

H21 司法試験採点実感(民事訴訟法)を抜粋し振り返って勉強する

平成20年平成20年新司法試験の採点実感等に関する意見(民事訴訟法)民事系問題会社法と民訴の総合問題として民事系第2問、そのうち設問3,4が民訴の対象のようだ。出題趣旨受験生が知っているべき事項の範囲については,出題に当たって十分配慮してい...
憲法判断

判例の読み方~在外日本人選挙権剥奪違法確認等請求事件

在外日本人選挙権剥奪違法確認等請求事件 平成17年9月14日この事件に関し平成22年の採点実感でこんな言及がある。在外邦人選挙権訴訟判決では選挙権又はその行使を制限することは,そのような制限をすることなしには選挙の公正を確保しつつ選挙権の行...
採点実感

司法試験の採点実感等に関する意見(憲法)から試験委員のロジックを炙り出そう

平成20年採点実感等本来,「当てはめ」とは,具体的事例に合わせて抽象的な法理論を柔軟に具体化する作業を指す※暗記している抽象的理論を絶対視していて,具体的事例にそのまま「当てはめ」れば自動的に解答が出てくるかのように誤解しているのではないか...
旧司論文出題主旨

旧司法試験論文問題出題主旨 憲法

平成22年度旧司法試験第二次試験論文式試験問題と出題趣旨【憲 法】第1問理容師法は,「理容師の資格を定めるとともに,理容の業務が適正に行われるように規律し,もつて公衆衛生の向上に資することを目的」(同法第1条)として制定された法律である。同...
民法

代理人の詐欺~代理人が詐欺をする~代理人が詐欺を受ける ~第三者の詐欺

1年前に勉強したことが綺麗さっぱり消し飛んでいたようだ。記事を読んで改めて気づく。また、少々勘違いしていたこともあるようなので以前の記事を残しつつ、改めてまとめておきたいと思う。民法101条(代理行為の瑕疵) 民法改正勉強ノート10民法が変...
刑法

不作為の殺人罪と遺棄罪 昭和48年司法試験論文の解答例をみて

2020年のスタンダード100刑法の答案構成だけざっくりやっていた。作為義務について何度やっても理解していないことに気づく。と同時に解答例をみて、少々腑に落ちない点があったのでまとめておこう。作為義務があるかないかの2者択一の話ではなく、作...