2022-01

刑法

司法試験論文刑法採点実感出題の趣旨から振り返って勉強する

平成20年出題の趣旨共謀共同正犯の成立要件ないし共同正犯と幇助犯の区別の判断基準等を念頭に置いて,本問の具体的事実関係の中から評価に値する事実を抽出し,要件に当てはめることが求められる甲乙間の共謀ないし共同実行の意思の内容にも留意し,甲乙が...
行政法

処分性とは 短答落ち常連はなぜ短答に落ち続けるのか?

処分性の定義とは一体何を指すのか抗告訴訟)第三条 この法律において「抗告訴訟」とは、行政庁の公権力の行使に関する不服の訴訟をいう。2 この法律において「処分の取消しの訴え」とは、行政庁の処分その他公権力の行使に当たる行為(次項に規定する裁決...
採点実感

司法試験行政法論文採点実感出題の趣旨から振り返って勉強する

平成20年出題の趣旨問題県知事が介護老人保健施設に対して勧告をした事案について,勧告を違法と考え従わなかった施設の代理人弁護士という立場から論じさせる設問1勧告不服従の公表を阻止するための法的手段(訴訟とそれに伴う仮の救済措置)に関して,基...
民法

抵当権 まとめ

抵当権侵害通常の使用収益を超える行為によって目的物の交換価値が減少した場合に、物権的請求権を行使することにより侵害を排除でき、また、それによって損害が生じた場合は不法行為にもとづく損害賠償を請求できる。被担保債権額について優先弁済を受けるこ...
民法

不当利得とは

不当利得と即時取得平成21年の民法論文で即時取得したと思われる物の使用利益の返還請求の問題が出ていた。不当利得は法律上の原因がない場合だから、即時取得したとすると法律上の原因はあるよな、だから不当利得返還請求はできない。と考えてしまうのが短...
民法

錯誤の改正

旧民法の条文では錯誤の内容についてはなんら規定されていないことに改めて驚いた(笑)取消せる錯誤の限定改正されて「法律行為の目的及び取引上の社会通念に照らして重要なものであるとき」という限定がまず付されさらに錯誤を1号2号で類型化1号はいわゆ...
民法

譲渡担保まとめ

以下基本法コンメンタール民法物権第三版P260頁から譲渡担保契約①目的物を譲渡する行為②その譲渡が一定の債権の担保のためであるという目的を限定する合意目的物譲渡可能なすべての財貨被担保債権金銭、現存将来、案数複数 など質権、抵当権と同様対抗...
民法

民法短答の論理 解除における第三者保護 直接効果説と間接効果説

平成18年〔第12問〕(配点:3)AがBに対してA所有の甲土地を売る契約を結び,Bが登記名義人となったが,Bの債務不履行を理由にAがこの売買契約を解除した。一方,BはCに甲土地を転売した。債務不履行を理由とする解除により契約が遡及的に消滅す...
採点実感

司法試験民法論文出題趣旨採点実感をまとめて振り返って勉強する

平成20年平成20年採点実感出題趣旨平成20年問題第一問マンションの1戸の売買をしたが,買主の代金不払により売主が契約を解除したところ,解除前に,買主が目的物を賃貸し,更に賃借人が無断転貸をしていたという事案で,売主が賃借人及び転借人に明渡...