サラリーマンをやめて昨年初めて予備試験を受けた50代と思われる人のブログを定期的に読んでいる。
その人は昨年初受験で短答に合格している。受験期間は確か1年程度だと思う。その人も言っていたが短答は1年程度の勉強期間でも受からないことはないと思う。
特に予備短答は教養があるため地頭のいい人は法律系の勉強期間が短くても教養で40点程度とれれば法律系で120点程度で受かる。
実際その人も法律系が130程度だったと思う。かくゆう私も法律系では130程度はとれている。教養が10点台とかなのでお話にならない(笑)
とは言え、仮にそれで短答は合格しても論文は100パー受からない。よく論文は自信あるけど短答が・・・と言う人もいるが(私のことですが)短答が箸にも棒にも掛からぬ人は論文もダメである。仮に論文はそこそこ書けると思っているとしたらそれは勘違いだろう。ためしに論文模試とか添削を受けてみるといいと思う。
短答がめちゃくちゃ苦手という人もいるとは思うが、旧司とは違い基礎知識がちゃんとしていれば予備短答の法律系は7割は確実にとれるはずである。多分8割前後はいけると思う。旧司短答だと基礎知識がしっかりしているだけで8割はかなり難しいと思う。
それは旧司短答が予備よりもレベルが高いという意味ではなく、単なる法律の知識を問うだけの試験ではないという意味である。
そういう意味では予備も教養があるために結果的にはそれに近いものがあるが、旧司短答の憲法は国語(論理)、刑法はパズルと配点の7割弱が法律の知識だけでは解けないとも言え(極論ですが)、予備短答の教養の配点3割と比べると格段の違いがある。
仮に予備短答法律系で7割5分とれれば150点なので教養で10点台でもかろうじて受かる。そう考えると教養で一桁台を叩き出したことのある私にとっては法律系で8割以上とる必要があることになり、やはり予備短答も至難の業だった(笑)
今年の予備試験は受けるつもりさえなかったので今年に入ってほぼ無勉。
とりあえずこのブログの記事を改めて勉強しなおしているが、本当に細かいところを覚えていない(笑)これでは肢別などやっても意味がないな。少なくとも今までに2回か3回は読み直しているはずなのだが、ほぼほぼ忘れちまっている。忘れているならまだいい。勘違いをして覚えているのは始末に負えない。いや、勘違いして覚えているのではなく、そもそも勘違いして理解して記事を書いていたりすることもある。
思うに、これでよく短答で6割程度の点数がとれていたなと改めて思う。
逆に言えば、それくらいのあやふやな法律知識で短答は6割はとれてしまうということでもあり、そうなるとやはり論文で本当の実力というものが分かるというか、ふるいにかけられるという事なのだと思う。
短答式試験は法律の基礎知識をみるためというよりは、論文の採点者数を物理的に採点可能な人数にするために形式的にやっている試験なのだろう。
だからこそ旧司短答であのような法律の試験とは言えないような問題が出されていたのだ。
あのような事務処理能力を問うパズルのような問題はベテランを落とし、若手を受からせるためのもの、などとまことしやかに言われていたが、果たしてそうだろうか。
逆に言うとベテラン有利な試験というものがあるのだろうか?
などと、試験2週間前にそんなことが分かったとして何がどう変わるわけでもない。
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